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ホイールクリーニング(欧州車・輸入車等の強固なこびり付きの場合)

使用液剤:サンストライク、アイアンドロップ、スーパーウォッシュ、トラップネンド

ホイールクリーニング(強固なこびり付きの場合)

外車はブレーキダストの量が特に多く、特にBMWのアルミホイールやベンツのアルミホイール等に代表されるような欧州車のアルミホイールにはブレーキダストが強烈にこびり付き、通常の洗浄方法ではなかなか思うようには落ちてくれません。
何種類かの洗剤の合わせ技が大変有効で、ここではその方法を解説いたします。
今回はブレーキダストがこびり付いた、BMWのアルミホイールを洗浄致します。

① ブレーキダスト固着の確認

まず、ブレーキダスト量・こびり付き具合を確認します。
写真のホイールは、ブレーキダストのこびり付きが強固になりがちな、欧州車・輸入車のBMWのアルミホイールです。
見ての通り、ガッツリとブレーキダストが固着していそうです。

② スーパーウォッシュを噴霧

ブレーキダストが付着している部分にスーパーウォッシュを直接噴霧し、1分程度置き、液剤を馴染ませます。
表面上に浮いているブレーキダストを落とすとともに、スーパーウォッシュの持つ油分分解成分を発揮して、油を含んだ輸入車のブレーキダストを分解します。
外車のブレーキダストは、油分を多く含んでいます。 最初に、アルカリ性の洗剤で油分を分解する事で後からの作業を容易にしています。
使用液剤:スーパーウォッシュ(アルカリ性洗剤)

③ スポンジでのブレーキダスト除去作業

アルカリ性洗剤で油分を分解させ、浮いてきたブレーキダストをスポンジで擦って落とします。

④ 水洗い・ブレーキダスト焼き付き確認

一度洗剤を水で流して再確認します。 (写真は水洗いした後)
写真のホイールでは、焼き付きがとても酷く、アルカリ性の洗剤のみでは全く歯が立たないようです…

※液剤が混ざらないように、スーパーウォッシュ(アルカリ性洗剤)をしっかりと水で洗い流して下さい。

⑤ サンストライクを筆に取ります

サンストライク(酸性クリーナー)を筆に取り、ホイールの焼き付きに対して使用します。
筆に液剤を馴染ませて使用する事で、経済的に使用できます。
※形状により異なりますが、ホイール1本、約2~3cc程度使用
使用する筆は、百均等で売ってある安い筆で問題ありません。 (あまり固いのはNG)
※必ず手袋を着用して液剤をご利用ください。
※液剤が混ざらないように、スーパーウォッシュ(アルカリ性洗剤)をしっかりと水で洗い流して下さい。
使用液剤:サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)

⑥ サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)使用開始-1

ブレーキダストが焼き付いて固着してしまった部分に対して、液剤を馴染ませて行きます。
使用液剤:サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)

⑦ サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)使用開始-2

液剤が馴染んできますと、徐々にブレーキダストの焼き付きが分解されて溶けてきます。
使用液剤:サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)

⑧ サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)使用開始-3

固着していたブレーキダストが、ほぼ分解されて液状に溶けだしてきました。
使用液剤:サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)

⑨ サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)使用開始-4

筆を使用してホイール洗浄を行う事で、様々な形状のホイールの形に対し、効果的に攻める事が出来ます。
写真のような狭い個所はスポンジでうまく届かず、汚れが残りがちになってしまいがちですが、筆であれば狭い隙間も十分に液剤を馴染ませることが出来ます。
使用液剤:サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)

⑩ サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)使用開始-5

通常では、ほぼ洗えないような写真のようなボルト穴の中の隙間なども、サンストライクと筆の組み合わせであれば簡単に汚れ落としが可能です。 液剤を馴染ませるだけで、簡単にブレーキダストの固着を落とせる分解力の強いホイールクリーナだからこそ実現できる技なのかも知れません。
使用液剤:サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)

⑪ 再度水洗い・ブレーキダスト焼き付き確認

使用したサンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)を乾かないうちにしっかりと水で洗い流して、ブレーキダストの焼き付きの残りを確認します。
※液剤が混ざらないように、サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)をしっかりと水で洗い流して下さい。

⑫ ブレーキダスト固着残りを確認

写真で黒い粒々がご確認いただけますでしょうか。
目立つブレーキダストの固着や焼き付きは取れましたが、塗装に刺さっている鉄粉の部分の頑固な物は若干の残りが粒々として確認できます。
この若干残ったブレーキダストには、アイアンドロップ(鉄粉除去洗剤)を使用して落として行きます。
※液剤が混ざらないように、サンストライク(ホイールクリーナー・酸性マルチクリーナー)をしっかりと水で洗い流して下さい。
使用液剤:アイアンドロップ(鉄粉除去洗剤)

⑬ アイアンドロップ(鉄粉除去剤)使用開始-1

アイアンドロップ(鉄粉除去洗剤)を使用して残りの鉄粉を溶かして行きます。
※鉄粉除去剤は、酸性クリーナーを使用する前や通常時では最大限の効果を発揮できません。
実はあまり知られていませんが、酸性クリーナーで表面を溶解されたブレーキダスト(鉄粉)に対しては、チオグリコール酸アンモニウム系の鉄粉除去剤が驚くほど強烈に効きます。(あくまでも体感ですが通常時の2~3倍の鉄粉分解効果を感じます)
ホイール洗浄の始めの方に使用するよりも、このタイミングで使用するのがより効果的です。
使用液剤:アイアンドロップ(鉄粉除去洗剤)

⑭ アイアンドロップ(鉄粉除去剤)使用開始-2

アイアンドロップ(鉄粉除去洗剤)を使用して残りの鉄粉が溶けきましたら、スポンジで擦って鉄粉を落とします。
※筆を使用するもの効果的です。
使用液剤:アイアンドロップ(鉄粉除去洗剤)

⑮ アイアンドロップ(鉄粉除去剤)使用開始-効果を高め、液剤量を節約するための工夫

上記画像のように、液剤を対象物に塗布後ペーパー等で液剤の流れ落ちを防ぎ、アイアンドロップを極力乾かさないように工夫する事で効果が高まり、さらに液量も節約できます。
※サンストライクにて除去しきれなかった黒い粒のブレーキダストの固着に大変効果的な除去方法です。
流れてしまいがちな鉄粉除去剤をその場に極力長く留めておくことで効果が非常に高くなり、放置時間後にペーパーを取り去ると黒い粒が消える、もしくは非常に小さくなっています。
(あくまでも固着度合い・状況により効果は変わります)
ホイールの状況や素材にもよりますが、10~15分程液剤に浸す事もあります。
使用液剤:アイアンドロップ(鉄粉除去洗剤)

⑯ トラップネンドで除去

最終的に、アイアンドロップでも溶かしきれなかった鉄粉を、優しくトラップネンドを使用して除去します。
各種液剤で弱くなった鉄粉は、あまり力を入れずとも落とせる場合がほとんどですので、ホイールを傷付けないように作業して下さい。
※アイアンドロップとネンドを混ぜてしまうと、ネンドが柔らかくなり鉄粉除去能力が落ちますので、アイアンドロップを洗い流してからネンド作業を行って下さい。
使用液剤:トラップクレイ(鉄粉除去用トラップネンド)

⑰ ブレーキダスト除去完成

最終的に使用した液剤が残らないよう、しっかりと十分の水で洗い流して完成です。
各種液剤の持つ特性を最大限活用した使用方法で、ガッツリと固着してしまった輸入車のブレーキダストでも、いとも簡単に除去出来ます。

⑱ 作業完了

このページ一番上の写真のBMWのアルミホイールの洗浄後の写真です。
ご存知の方も多いかとは思いますが、輸入車、特にメルセデスベンツやBMWに代表されるような欧州車のホイールに付くブレーキダストはかなり強烈であり、一筋縄では綺麗になりません。
プロも行っているこの作業方法を、是非お試しください。

BMWのホイールブレーキダスト除去作業!

※ こちらの動画は無音です。

サンストライクの除去パワー!

※ こちらの動画は無音です。